こんばんは。
税理士の山脇です。
事務所に1枚のポスター(・・・といってもチラシのようなものですが。)が
貼られています。
藤沢周平記念館の案内のチラシ?で、藤沢周平さんの
写真入りのものです。
ずいぶん前に、東北の観光案内のイベント会場の前を通りかかった
スタッフが貰ってきたもので、確か、このチラシが貼られる前には、
この場所には、e-TAXのポスターが貼られていたと思うのですが、
いつの間にか、すり替わっていました。(笑)
たまにスタッフが眺めているようですが、私などは、普段そこに
貼られていることすら忘れておりました。
そんな中、先週末に来られたお客様が、このチラシに気付かれました。
なんと!
その方も、藤沢周平ファンなのだそうです。
あの作品のどこそこが良かった、いや、こちらの作品も良かったと、
話題は一気に藤沢ワールドへ!(笑)
何度も何度も飽きることなく文庫本を読み返し、映画化されれば
映画館へ足を運び、藤沢周平ゆかりの地や映画のロケ地を巡る
のだとかで何度か山形県へも散策に出かけるなど、藤沢周平
大ファンのスタッフは大喜び。
派手さはないのですが、細やかな描写でその風景や状況が、
ぱぁっと頭に浮かぶような美しい文章に魅了され、素朴で清楚
ながら凛とした登場人物に一喜一憂し、人情味溢れる作品は、
心にどっしりと響き、一度読むと病みつきになる小説です。
このチラシの裏面には、藤沢周平のプロフィールや作風が簡単に
書かれているのですが、その中に、こんな言葉がありました。
「藤沢周平は、”名もない普通の人をえらいと思う”と言っていました。」
名もない普通の人をえらいと思う・・・
そういう作者の、温かさや、優しさ、偉ぶらない奥ゆかしさ、加えて強さが、
どの作品にも表れているように思います。
本当に、素晴らしい小説なのです。
梅雨に入り、これからお家で過ごす週末も多くなるかと思います。
是非、藤沢ワールドに足を踏み入れてみられてはいかがでしょうか。
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