2011年5月6日金曜日

沖縄県 首里城

こんにちは。
税理士の山脇です。

GW、いかがお過ごしでしょうか。

私、山脇は、連休前半を使い、沖縄県に行ってきました。

もちろん、目的は、100名城スタンプラリーです。(笑)

沖縄には、100名城に選定されたお城が3つもあるのですが、
こういう連休でないと、なかなか回りきれないので、思い切って
行ってきた次第です。

一日目は、皆さんご存知、首里城に行って来ました。

首里城は、那覇市首里の丘陵地にある、沖縄県内最大規模のお城です。
別名、御城(ウグシク)。

沖縄では、城のことを「グスク」と言い、首里城は「スイグスク」とも
呼ばれています。

築城主は不明で、三山時代に中山の城として用いられていたことが
確認されていることから、築城年は14世紀末と推定されているそうです。

琉球王国の国王とその家族が住む王宮であり、王国統治の
行政機関の本部でもあり、また、文化芸術の中心でもあったと
いう首里城は、鮮やかな真紅のお城でした。

ちなみに、琉球王国は1429年から1879年までの間、約450年間
にわたり、日本の南西諸島に存在した王制の国のことです。

1879年、日本政府は、軍隊を派遣し、首里城から国王を追放し、
沖縄県の設置を宣言し、琉球王国は滅亡したのだそうです。

その後、首里城は、日本軍の駐屯地や各種の学校等に使われた
そうですが、1945年アメリカ軍の攻撃により全焼してしまいます。

戦後は、琉球大学のキャンパスになり、大学移転後に復元事業が
推進され、18世紀以降をモデルとした現在の首里城が復元された
のだそうです。

首里城散策前に、まずは腹ごしらえ。

首里城近くの「あしびうなぁ」さんで、ソーキそばを頂きました。
古民家を利用した琉球料理のお店で、お庭を見ながら、
心地よい風に吹かれ、食事をすることができました。

ソーキとは、沖縄の言葉で、豚のあばら肉のことをいい、
それがのったそばを、「ソーキそば」と言うそうです。
思ったよりあっさりしていて、美味しくいただきました。  


  
腹ごしらえもすみ、いざ、首里城へ!

守礼門をくぐって城内に進みます。
  



写真、左は、国王が出御の時に、道中の安泰をこの石門前で祈願した
と言われている、園比屋武御嶽石門。

「そのひゃんうたきいしもん」と読みます。難しいですね。(笑)

世界遺産に登録されているのですよ。

右の写真は、歓会門(かんかいもん)。
首里城の城郭内に入る第一の正門で、中国皇帝の使者などを
歓迎するという意味でこの名前がつけられたそうです。

 
瑞泉門と石段途中にある龍樋。

龍の口から水が湧き出ていることから龍樋と呼ばれ、王宮の飲み水として
使われていました。

龍の石彫刻は1523年に中国からもたらされたもので、
当時のままのものだそうです。

約500年前のものですよ!
すごいですね!

瑞泉とは、りっぱな、めでたい泉という意味だそうで、龍樋の水が
瑞泉と讃えられたことに由来して、その上にある門が瑞泉門と
呼ばれるのだそうです。

 
漏刻門。
門の上の櫓に水槽を設置し、水が漏れる量で時間を計り、城内や
城外に時刻を知らせたそうです。

首里の町が見渡せます。
たくさんの門があり、本当に巨大な城郭です。

琉球石灰岩で造られた城壁は、総延長1080mにもおよぶそうです。
 



福を行き渡らせるという意味の広福門(こうふくもん)。
  
右の写真は、広福門を入ったところにあった休憩所のお手洗いの水道です。

小さい龍の口から水が出てくるのが何とも可愛く笑ってしまいました。
もちろん、自動です。(笑)

  
写真、左は首里森御嶽(すいむいうたき)。
首里森(すいむい)は首里城の別称で、御嶽(うたき)とは
沖縄の聖地または拝所をいいます。

城内には「十嶽(とたけ)」といわれる10か所の拝所が
あったそうです。

奉神門を通って正殿へ。
ここから有料です。

 
門をくぐると正面に正殿が見えます。
琉球王国最大の木造建築で、その朱色の装飾に圧倒されます。

正殿前は御庭(うなー)と呼ばれる広場になっており、元旦の
儀式や中国皇帝の使者を迎える儀式、その他さまざまな儀式が
行われた場所です。

中央の路は「浮道」と呼ばれ、国王など限られた人のみが
通ることができたのだそうです。

また、横のシマシマ模様は、儀式の時に、諸官が位の順に並ぶ
目印となっていたそうです。


    
国王の象徴とされていた龍が
あちこちに配置されていました。

正殿前には一対の大きな龍の石柱も。
阿形と吽形になっていました。



中央の一段高い床が、国王が出御する玉座「御差床」。
両脇の朱柱には、金龍と五色の雲が描かれ、本当に鮮やかでした。

右の写真は2階の御差床の国王の玉座。
一対の金龍柱がたち、その他の部材には黒漆、沈金が施されており、
豪華絢爛。

  
儀式の様子が、小さい模型で展示されていました。
シマシマ模様に整然と並び、うやうやしく礼をしています。

右の写真は、弁財天堂と天女橋。

1502年、朝鮮王から贈られたお経を納めるために建てられた
お堂でしたが、1609年、薩摩の琉球入りの際破壊され、再建
されたものの1945年の沖縄戦でまたもや破壊され、1968年に
復元、修復されたものだそうです。


 
モノレール儀保駅から見た首里城とライトアップされた首里城。

どちらも綺麗だったのですが、カメラマンの腕か・・・
肉眼で見る朱の華やかさ、豪華さが伝わらないのが残念です。

  

余談ですが、沖縄には「ゆいレール」と呼ばれる、モノレールが
那覇空港駅から首里駅まで走っております。

交通渋滞の激しい那覇市内観光には、もってこいの乗り物です。

1日乗車券(600円)を購入すると、乗り降り自由で本当に
便利に使えるのです。

そして、なんと!

1日乗車券の1日とは、乗車券購入後、初めて改札を通った
時間から24時間なので、翌日の行動に合わせて使えば
本当にお得に使うことができるのです。

沖縄に行かれて、市内観光をする際にはお薦めです。

というわけで、「ゆいレール」の1日乗車券を購入し、夜は
賑やかな国際通りへ。

沖縄民謡、沖縄料理を楽しみました。

ピンクの衣装の女性は、今年のミス泡盛なのだそうです。
さすがミス泡盛!と思える、本当に可愛い女性でした。(笑)










三線の音色に、沖縄民謡を聞きながら、1日目の沖縄の夜は
更けていきました。   

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