2011年9月25日日曜日

福井県 一乗谷城

こんにちは。
税理士の山脇です。

福井県は、一乗谷朝倉氏遺跡に行ってきました。

一乗谷朝倉遺跡は、福井市街の東南約10kmにあり、戦国時代
に越前を支配した朝倉氏の城下町と館跡、館の背後には山城が
残っています。

朝倉孝景は応仁の乱での活躍をきっかけに、一乗谷に本拠を移し、
越前を平定し、以後、5代103年間にわたって越前の中心として
繁栄し、この間、京や奈良の文化人が下向し、北陸の小京都とも
呼ばれたそうです。

しかし、1573年、刀根坂の戦いで、織田信長に敗れ、朝倉氏は
滅び、城下町も焼き討ちにあい灰燼に帰したそうです。

そっくり埋もれていた戦国大名朝倉氏の城下町跡。

昭和42年から遺跡の発掘調査が進められ、昭和46年には一乗谷城
を含む278haが国の特別史跡に指定され、平成3年には諏訪館跡庭園
などの四庭園が特別名勝に指定されたそうです。

ちなみに、山城は、館の東側尾根の海抜473mの一乗城山の頂上
付近に築かれています。

大きな礎石がある千畳敷、小高い丘の一の丸、二の丸、三の丸
などの遺構が尾根に沿って500m余りにわたって現存している
そうです。

遊歩道があり散策も可能なようですが、時刻が15時を過ぎていたこと、
山道を1時間ほどかけて登るということ、ガイドさんはいないということ、
熊に注意の看板を見たこと・・・などから、登城は残念しました。(苦笑)

朝倉館跡に建つ、唐門。

もともとの館の門ではなく、菩提を弔うために建てられたお寺の
門だそうです。



広い館跡。

少し分かりづらいのですが、陽が当たっているところと、
日陰になっているところの、ちょうど境目に小さい花壇が
あります。
この花壇、日本最古の花壇なのだそうです。

昭和43年に発掘中の歴史的な新発見だったそうです。



諏訪館跡庭園。

諏訪館は、朝倉義景の妻、小少将の館で、この庭園は、遺跡の中でも
最も規模の大きいものだそうです。

庭園は全体敷地面積2140㎡と広く、一乗谷の栄華がうかがわれる
ものでした。

かなりの高さです。
秋風が気持ち良かったです。
一乗谷川。
たくさんのススキに、秋を感じました。

初夏には幻想的なホタルの乱舞を見ることができるそうです。




復原町並。
発掘された堀の石垣や建物礎石がそのまま使われ、
遺物に基づいて忠実に復原されています。

ソフトバンクのCMにも使われたそうで、ご存知の方も
多いかもしれませんね。

ちなみに、一乗谷は、白い犬のお父さんの故郷と設定された為、
CM効果で観光客が急増したのだとか。(笑)
この日も、たくさんの観光客の方が来られていました。

武家屋敷跡。
谷底平野にあった城下町ですが、屋敷内はとても広く
驚きました。

当時の生活が再現されていました。


歴史を感じ、のんびり散策できる、自然豊かな一乗谷。
お薦めの場所の一つとなりました。

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