こんばんは。
南三陸町にある志津川大森地区に少しばかりですが、
みんなの気持ちを届けることができました。
助け合う自宅避難民」というタイトルで始まる記事でした。
南三陸町志津川大森地区では、62世帯268人が、電気・
ガス・水道が今もストップしたまま暮らしているとのこと。
食糧が尽きた家庭が相次ぎ、同地区の区長さんが町役場に
直談判した結果、一日一回だけ取りに来るという条件で、食糧のおすそ分けをしてもらえることになったのだとか。
この日の食糧は、住民一人につき、お湯をかけるだけで
食べられるご飯のパックが一つだけ。
地震発生から4週間近くになるのに、食糧が行き届いていない
場所があるなんて驚きと憤りを感じてしまいました。
いつもなら、どうにもならない、また何もできない状況に憤慨し、
気分だけを落ち込ませるところで、話は終わってしまうのですが、
うちのスタッフ、どうにも気がおさまらなかったようです。
この地区がたまたま取り上げられただけで、他にも同じような
地区があるであろうことは重々承知。
できる範囲で、税理士会を通じての寄付や、他の団体への
寄付などもさせていただきましたが、それが配分されるのは
いつなのかも未定な状態。
お金はあっても、買いに行ける場所がない状態で、貰えるのが
ご飯のパック一つだけなんて・・・。
いてもたってもいられない気持ちになったようです。
場所や区長さんの名前がわかっていることを頼りに、どうすれば
この地区に荷物を届けられるのかを考え、あちこちに問合わせを
して、何とか、この区長さんへ荷物を届けることが可能になりました。
が、ここで問題が浮上。
届けたい思いは強くても、一人では限界があります。
また、一般の個人では、ブログなどで協力を呼びかけるにしても
なかなか物資が集まるわけもありません。
頼るは友達のみ。
でき、また、友達の友達へ、そのまた友達へと支援の輪が広がって
いったようです。
私、山脇も、支援者の名前の端に名を連ね、事務所の一部を物資の
保管場所とし、わずかですが協力させていただくことができました。
8日金曜日の夕方から9日土曜日の発送作業開始前の
事務所内の一部。
反対側の壁側にもお預かりした物資が並んでいました。
急なうえに、短期間だったことを思うと胸が熱くなりました。
本日は、6名での作業となりました。
なにぶん素人・・・
箱に何が入っているか、また、開封時に分配しやすいように、
まるでパズルを組み立てるように慣れない梱包に四苦八苦しました。
ようやく梱包作業終了。
早速、ヤマト運輸さんに集配にきていただきました。
ヤマト運輸さん、3往復もさせてしまいすみません!
また、発送前には色々教えていただき有難うございました。
そんなこんなで、第一便4月9日発送を目標にかかげ、何とか本日
予定どおり、小規模ではありますが、みんなの気持ちがいっぱい
詰まった物資を送ることができたのです。
報道から、はや5日。
早くも物資を届けられた方、送られた方も多いとは思いますが、
せめて食事ぐらい不安に思うことなく、当たり前に満腹に食べて
いただきたい一心で送った次第です。
今回は、まさに思いつきの行動で、計画性のないスタートになり、
スタッフ自身、手際・効率の悪さを反省し、学ぶところもたくさん
あったようですが、みんなの気持ちと協力のおかげで発送する
ことができました。
皆さんそれぞれに、寄付金や物資の提供などの支援をされている
中で、スタッフの申し出にも快く賛同し、物資や物資購入資金を
預からせていただき、本当に有難うございました。
この場を借りて、スタッフともどもお礼申し上げます。
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