こんばんは。
税理士の山脇です。
早いもので、もう8月です。
暦にたがわず、暑い日が続いています。
週末は、涼を求め映画館へ。
「小川の辺」を観てきました。
小川の辺は、藤沢周平作品のなかのひとつで、闇の穴という
短編集の中にある物語です。
藩命により、親友であり、妹・田鶴の夫でもある佐久間森衛を討つ
ため、兄弟のように育った奉公人・新蔵を伴い、旅立つ朔之助。
海坂藩から江戸まで100里の旅。
旅の途中では、昔の思い出がよみがえり、足取りも重くなっていきます。
負けん気の強い田鶴が、兄・朔之助へは反抗的な態度を取るものの、
何かと気遣う新蔵には心を開くなど、家族の絆が織りなす人間模様が
回想シーンとして挿入されており、前作の「山桜」に続き、原作そのまま
のストーリーに感動しました。
闇の穴におさめられた作品は、どちらかというと、やるせない気持ちが
残るものが多かったように思うのですが、この小川の辺は、ちょっぴり
ハッピーエンドに終わり、本を読み終わった後も、映画を観終わった後も
清々しい気分になれる作品です。
また、映画では、旅路の山河が雄大に写し出され、それにも目を
奪われます。
この、小川の辺、7月の初め頃から上映されているので、まもなく、
終了でしょうか。
まだ、観ておられない方、必見の映画ですよ。
お急ぎください。(笑)
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