こんにちは。
年末調整の電子化とは、年末調整
手続きを電子データで処理すること
をいいます。
手順を簡単にいうと、
①従業員が保険会社等から控除証明書
等をデータで取得
②従業員は、そのデータを年末調整申告書
作成用ソフトに取り込んで、保険料控除
申告書などを電子データで作成
③②で作成したデータを勤務先へ提供
④勤務先が、③で提供されたデータを
給与システム等に取り込み、年税額を
計算
と、なります。
従業員さんにとっては、手書きに比べ、
申告書の作成の手間が簡素化され、
勤務先にとっても、チェック・検算・
給与システムへの入力が不要になるなどの
メリットがあります。
が、勤務先においては、給与システムの
改修などが必要でしょうし、従業員さんに
おいても、パソコンやスマホでの操作が
苦手な方もおられるかもしれません。
これからは、電子化の時代なのでしょうが
年末調整手続き一つをとっても、完全な
電子化には、まだまだ時間がかかるのでは
ないでしょうか。
ちなみに、年末調整手続きを電子化する
ためには、事前に税務署へ、「電磁的方法
による提供の承認申請書」を提出し、承認を
受ける必要があります。
承認は、申請書を提出した月の翌月末
までに却下の通知等がなければ
承認されたものとみなされます。
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