2017年11月8日水曜日

医療費控除の明細書

こんにちは。
税理士の山脇です。

「平成29年分確定申告の医療費の明細書添付
義務化のお知らせ」が発表されています。

29年分の確定申告から、医療費控除を受ける場合
「医療費控除の明細書」の添付が必要となったのです。

これにより、医療費の領収書の提出は不要となり
ましたが、税務署から求められた時は提示又は
提出しなければならず、確定申告期限等から5年間、
自宅等で保管しなければなりません。

医療費控除の明細書を見てみると、大きく変わった
のは、「1 医療費通知に関する事項」でしょうか。

医療費通知とは、医療保険者が発行する医療費の
額等を通知する書類で、健康保険組合等が発行する
「医療費のお知らせ」などをいいます。

今までは、医療費控除の適用を受ける場合、この
医療費のお知らせは使えませんでしたが、29年分
の確定申告より、この通知書を基に医療費控除
の適用を受けることができるようになったのです。

しかし、医療費通知に記載された医療費の額は、
実際に支払った金額と異なる場合がありますので、
領収書を確認し、実際に支払った医療費の額も記載
しなければなりません。

また、医療費通知に関する事項に記入した医療費通知
(原本)は、申告書に添付が必要となります。

医療費通知を使用することで、記載事項が減ったという
ことが大きな変更点でしょうか。

ちなみに、平成29年分から平成31年分までの確定申告
については、今までどおり、医療費の領収書の添付又は
提示によることもできます。


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