2012年7月16日月曜日

遠野ってこんなとこ 其の二

こんにちは。
税理士の山脇です。

引き続き遠野紹介です。

カッパ淵を後にし、向かった先は、とおの昔話村。

柳翁宿(りゅうおうじゅく)と柳田國男像。

柳翁宿は、遠野を代表する旅籠屋・旧高善旅館を移築したもので、
ひとつの学問の草創に深くかかわった宿として、明治から大正初期頃
の状態に再現されたものだそうです。

柳田國男が初めて遠野を訪れたのは明治42年だそうで、その80年後、
度々宿泊した旅館の側に建てられたのがこの像なのだそうです。



とおの昔話村では、入村料にプラス100円すれば、語り部による昔話を
聞くことができます。

このお部屋で、おばあさんの語り部から昔話を聞きました。


公演は、1回20分で、3つの物語を聞くことができました。

しかし・・・方言がわからず、物語について行けず、ちんぷんかんぷん
だったのが現状です。(苦笑)

20分を少しオーバーし、物語が終わった時には、思わず、「はぁ・・」と
ため息がもれてしまいました。

しっかり聞いて、わかる範囲で理解しようと、かなり集中して耳を傾けて
いたものですから、終わったとたん気持ちがゆるんでしまったのです。

「はぁ・・・」が聞こえたらしく、語り部さんに「言葉がわからなかったですか?」
「どちらから来られました?」と聞かれてしまいました。

それも一度では聞きとれず、聞きなおして、お返事する始末・・・。

勉強不足で、大変失礼しました。

二階の客間は、柳田國男をはじめ、多くの民俗学者が宿泊した
部屋だそうです。


もとは造り酒屋の蔵だったという、物語蔵。

遠野地方で語り継がれてきた昔話が納められた昔話ボックスや
柳田國男の生涯を紹介する展示品、座敷わらしの話を映像化した
大画面スクリーンがあります。

絵の下にあるボタンを押せば、昔話しを聞くことができるのですよ。


可愛かった、「鼠の嫁入り」の展示品。


鼠の嫁入りとは、鼠の夫婦が娘に天下一の婿を探し求めるのですが、
結局、最後には同じ鼠の婿で落ち着くというお話です。

これも、遠野の昔話だったのですね。

続いて、続石へ。

その前に、通りかかった遠野駅。

手前のお池では、カッパが3匹(3人?)座って談笑していました。


遠野は町全体が、昔話村のようで、気持ちがワクワクします。

続石入り口に到着。


案内看板には、小高い杉林の中に、古代巨石文化が残したものと
言われている大きな石があります・・・と書かれていました。

小高い杉林の中・・・?
入り口を見たとたん、何か嫌な予感が・・・。



かなり急な山道を登ります。


この辺りからは道なき道をゆく・・・という感じで、不安も倍増。

木の根を踏み越え、山の中に分け入って行きました。

仲間内からは、「何か出たら、お互い人のことはかまわず、一目散に
逃げよう。恨みっこなしで・・・。」という声もあがりました。(苦笑)


広い弁慶の昼寝場。

続石。

遠野物語の第91話に出てくる奇石で、古代人の墓とも、弁慶が
持ち上げて作ったとも言われているそうです。



二つ並んだ一方の石の上に、幅7m、奥行5m、厚さ2mほどの笠石が
のっかっています。

この写真ではわかりにくいのですが、左側の石の上には、のっかって
いないのです。

石と石の間は、大人が余裕で通れるほどで、その石の高さも大人の
身長をはるかに超える大きさでした。




泣石。

木が、転げ落ちる石を止めているかのようです。

この石もかなり大きな石なのですよ。


不動岩。

山かと思いきや、大きな岩でした。



岩手には、大きな石や岩がたくさんあるのですね。

2日間の滞在でしたが、たくさんの巨石を見て、本当に驚きました。

・・・・遠野散策は、もう少し続きます。(笑)

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