2010年12月28日火曜日

年末のご挨拶

こんばんは。
税理士の山脇です。

今年も残すところ後わずかとなりました。
山脇税理士事務所も今日が仕事納めでした。

今年の4月にブログデビューし、日常生活を中心に
感じたこと、税金の話を取り入れながら綴っていこうと
よちよちながら歩んできました。

このブログが76作目になるのですが、この一年の
出来事を私なりに振り返り、今年のひとりごとを
締めたいと思います。

①年頭には、築地市場での初競りで、大間産クロマグロが
 1628万円の高値で競り落とされたことに驚き、

②4月には、宮崎県での口蹄疫騒動が勃発し、畜産家を
 はじめ、県内外の多くに甚大な被害を及ぼしたことに涙し、

③夏から秋にかけての猛暑、酷暑で体力を消耗し、

④8月には、国の借金904兆772億円(内、国債81%)、
 国民一人当たりでは710万円との発表に、赤子にまで
 背負わす責任の大きさ、財政の深部を見た思いです。

また、国内全般を見ると、日本経済は円高、資源高に泣き、
国内消費もデフレ不況の中で低迷が続いており、政治では
歴史的な政権交代に希望を抱いたのも束の間で、衆参ねじれ
国会となり、情勢は混沌としています。

その他にも、普天間、尖閣諸島問題、北方領土問題と
懸案課題は山積みしています。

このように、負の事件、事象がありますが、来る年には
夢と希望を持ちたいのは万民の願いのはずです。

原点回帰、泰然自若でありたいと自問自答して
年末の挨拶とさせていただきます。

皆様、どうぞ、良いお年をお迎えください。

2010年12月27日月曜日

紀伊半島一周

こんばんは。
税理士の山脇です。

先日、紀伊半島を一周してきました。

当初は、温泉・はりはり鍋・釣りをキーワードに、
和歌山県は太地町を目的地にしていたのですが、
往路と同じコースで大阪に戻るのも芸がないと
思い、帰りは伊勢・鳥羽経由、つまり、紀伊半島を
一周することになってしまいました。

今は、高速道路で田辺まで行けるので、大阪から
3時間程で白浜に到着、その後は、42号線を
ひた走り太地町を目指しました。

途中休憩のために立ち寄った橋杭岩。
本当に、人の手によって並べられたかのようです。









橋杭岩前にある、うすかわまんじゅうで有名な儀平さん。
噂に聞くとおり、美味しかったです。












太地町に到着。
大きなくじらの親子が目印です。



ホテルから見えた、イルカやくじらへの餌やり。
ちょうど晩御飯の時間だったようです。







2日目は伊勢へ。

くじらの町、太地町を後にし、新宮を経て
熊野川を渡るとすぐに三重県に入ります。
熊野街道(R42号線)をひたすら伊勢方面へと
走り続けました。

ちなみに、熊野街道とは、京から大坂を経て、
熊野三山への参詣に利用された街道の総称で
紀伊路とも呼ばれています。

当日は好天にも恵まれ、雄大な熊野灘を右手に見つつ
山間部に入っても、冬の景色とは思えない暖かさがあり
澄み切った清流にも目を奪われながらの快適なドライブ
を楽しむことができた紀伊の旅でした。

2010年12月26日日曜日

馬券の払戻金は課税される?

こんばんは。
税理士の山脇です。

大阪でも雪がちらついた寒い週末でした。
風邪などひかないよう、体調管理には
くれぐれも気をつけてください。

さて、本日、有馬記念が開催されました。

中央競馬の一年を締めくくる大きなレースという
ことで、関心が高く、人気のあるレースですよね。

2番人気の馬が1着、1番人気の馬が2着、
14番人気の馬が3着という結果に終わったそう
ですが、購入された皆さん、いかがでしたか?

勝って、にっこりされている方もいらっしゃることでしょう。

さてさて、この馬券の払戻金を受け取った場合、
税金は課税されるのでしょうか?

答えは・・・、残念ながら、馬券の払戻金には、税金が
課税され、一時所得として確定申告をしなければいけません。

計算方法は・・・と、いいますと、

(総収入金額ーその収入を得るために支出した金額
     -特別控除額最高50万円)×1/2=一時所得の金額

一時所得の金額は、総合課税されますので、上記算式で
求めた一時所得の金額を、他の所得と合算して、総所得
金額とし、税金を計算します。

また、「その収入を得るために支出した金額」とは、
当り馬券を買うためにかかったお金のみをいい、外れた
馬券を買ったお金は引いてもらうことができません。

ただし、年間で最高50万円の特別控除額が設けられて
いますので、馬券の払戻金から、その馬券を買うために
かかったお金を差し引いた金額が、50万円以下であれば
税金は課税されません。

ちなみに、私のまわりでも、「有馬記念だけは!」と馬券を 買いに
走る友人もいますが、確定申告の依頼はまだ一度もありません。(笑)

2010年12月19日日曜日

信楽へ

こんにちは。
税理士の山脇です。

毎日、寒い日が続いています。
小まめにうがい・手洗いをし、風邪などひかないよう
体調管理にはくれぐれも気をつけてください。

さて、昨日の土曜日は、仕事で滋賀県に行っておりました。

14時過ぎに顧問先を後にしたのですが、空は晴天、
風もなく、日差しはぽかぽか・・・

このまま、真っすぐ帰るのは勿体ないような気になり
車を走らせ信楽へ。

信楽と言えば焼き物の町。
なかでも、すぐに思いつくのが狸の焼き物ですよね。

いました。いました。
いたるところに、狸の焼き物が置かれています。

木の上にまで!
「たぬ木」だそうです。(笑)










大きいものから小さいものまで狸、狸、狸です。
ぱっちりした目が何とも愛らしい!

この狸の姿かたちは、「八相起縁」と呼ばれる
縁起を表しているそうです。

  笑顔・・・お互いに愛想良く
  
  大きな目・・・周囲を見渡し気を配り正しい判断ができるように

  笠・・・思いがけない災難を避けるため普段から準備を

  大きなお腹・・・冷静さと大胆さを持ち合わせよう

  徳利・・・人徳を身につけよう

  通い帳・・・信用が第一

  太いしっぽ・・・何事もしっかりした終わりを

  金袋・・・金運

なるほど!深い意味があったのですね。
いい勉強になりました。

信楽では、狸の焼き物以外にも、たくさんの陶器を
目にすることができます。
あれもこれもと目移りしながら、お気に入りの一つを
見つけ出すのも楽しいひと時でした。

また、作陶見学や陶芸体験もできるそうなので、
次回は是非チャレンジしたいものです。

2010年12月14日火曜日

年末調整

こんばんは。
税理士の山脇です。

年末調整の時期となりました。

会社や事業主の皆様には、所轄税務署より、年末調整の
関係書類が、ぶ厚い茶封筒で送られてきているのではないでしょうか。

年末調整とは、1年間に源泉徴収した所得税の合計額と、
1年間に納めるべき所得税額を一致させる手続きをいいます。

給与等の支払者は、役員や従業員さんに給与等を支払う際に、
所得税の源泉徴収をしなければいけません。

しかし、その1年間に、給与等から源泉徴収した所得税の合計額が、
源泉徴収されたその人の1年間に納める所得税額とはならないのです。

と言って、毎月の給与計算に間違いがあるわけではないですよ。

では、どうして、所得税の額が不一致となってしまうのでしょう。

年の途中で扶養親族等の異動があった場合や、生命保険料等の
控除を年末調整で行うなど、年末調整でしか、調整が行えないもの
があるからなのです。

役員や従業員の皆さんは、会社から、「給与所得者の扶養控除等
(異動)申告書」や「生命保険料の控除証明書」などの提出を
求められていることと思います。

自身の給与収入に対する所得税が確定するわけですから、
必要書類に洩れのないよう準備し、提出しましょう。

2010年12月6日月曜日

武士の家計簿

こんばんは。
税理士の山脇です。

今年も早いもので、一年を締めくくる時期となりました。

百貨店や家電店、アパレル関係など、いたるところで
年末商戦が華々しく始まっています。

かたく結ばれた財布の紐も、若干緩みつつあるのではないでしょうか。

さて、本日は映画のお話です。

久しぶりの休日となった昨日の日曜日、4日に公開された
映画、「武士の家計簿」を観に行ってきました。

幕末から明治の激動の時代を、刀ではなく、筆とそろばんで
生きた加賀藩士と家族の生活を活写した作品です。

主人公は、代々継がれてきた藩の御算用者(経理係)で、
才能を買われて出世したものの、出世に伴い出費が嵩み、
家計が窮地にあることを知ります。

そこでとった家計立て直し策、
 ①家計簿をつける

 ②家財を売り払って借金の返済に充てる

 ③家族全員で質素倹約

をして、家と家族を守っていく物語です。

ほのぼの感はあっても、少し淡々としていて、ドラマ性は低い
感じがしましたが、そろばん侍と言われても貫く意思の強さに、
時代物には欠かせない刀場面がなくても、武士道を感じました。

家族愛あふれる作品でしたので、夫婦、家族、誰にでも楽しんで
いただけるのではないかと思いました。