2011年4月27日水曜日

ゴールデンウィーク

こんばんは。
税理士の山脇です。

早いもので、明後日からは、ゴールデンウィークですね。

2日の月曜日と、6日の金曜日に休みが取れれば、10連休に
なるとのことで、長いお休みになりますね。

平時であれば、待ちに待った楽しいゴールデンウィークですが、
震災から約1ヶ月半もたつというのに、避難所や自宅で生活の
制限を受けておられる方がいると思えば気分も落ち込み、外に
出て楽しむことにも自粛がちになってしまいます。

先日のJTBの発表によると、4月24日~5月4日に出発する
旅行者数は、東日本大地震の影響で、自粛や延期が相次ぎ
前年と比べて27.6%も減少しているのだとか。

内訳をみると、国内旅行人数が前年比で27.8%、海外旅行人数が
16.6%の減少なのだそうです。

しかし、旅行会社もいろいろアイデアを出しているようです。

旅行代金を低価格にし、旅行代金の3%を義援金として寄付する
ツアーや、被害が大きくなかった地域へのツアーなど、地域経済の
活性化の貢献につながるツアーの販売も始めたそうで、予約の
動きも戻りつつあるのだそうです。

海外旅行は少し躊躇しますが、国内旅行なら・・・
と、考えておられる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

私、山脇も、ゴールデンウィークは、安・近・短で楽しく過ごそうと
思っております。(笑)

2011年4月25日月曜日

営業あれこれ

こんばんは。
税理士の山脇です。

最近、新人営業マンさんの訪問を受けることが多くなりました。

新人研修も終わり、挨拶を兼ねて営業に送り出されるのでしょう。

恐ろしく大きな音でドアをノックし、元気に入って来られます。

自己紹介の声もまたデカイ・・・。

先日などは、スタッフがお客様と電話でやり取りをしている
ところに入ってきた新人さんが、大きな声で挨拶と自己紹介を
始めたものですから、電話中のスタッフが慌てて自分の唇に
人差し指をあて、「しっ」と合図する始末。(笑)

新人さんが帰ってから、電話を終えたスタッフとともに、大笑い
してしまいました。

元気いっぱいの新人さんに驚かされ、苦笑いしつつも、その元気の
良さに、つられてこちらも元気になるような気がします。

さて、さて、本日もある会社の営業さんが事務所に来られました。

今日、顔を合わせるまでに、何度も電話を頂き、またメールも頂き、
さらに留守中に事務所にも来られていたようです。

報告は受けていたのですが、あいにく出たり入ったりが続き、なかなか
顔を合わせることができなかったのです。

今日は、事務所にいる時に来られたので、初顔合わせとなった
次第です。

何度も連絡を貰っていたので、一体どんな話が聞けるのだろう、
また、どんな人なのだろうと興味もありました。

が、・・・少し面喰ってしまいました。(苦笑)

話は、すべて、「ふん、ふん・・・」との受け答え。

おまけに、「お知り合いの〇〇先生には、美味しいお店を教えて
もらったりしてますぅ~」

あげくに、「近いので、また遊びに来ますぅ~」

・・・かなり、びっくりしました。

ちなみに、新人さんではなさそうです。

営業の方もいろんなタイプがおられるんだな、というのが正直な感想です。

ちょっぴり、残念な15分間でした。

2011年4月20日水曜日

みんなの気持ち その後

こんにちは。
税理士の山脇です。

南三陸町志津川の大森地区へみんなの気持ちを届けてから
早くも10日程が経ちました。

そろそろ、第二便の発送を・・・という声もちらほら。

前回は、ニュースで知ったこともあり、取り急ぎ食料品を中心に
送ったのですが、一回きりで安心して、その地域のことを忘れる
ことなく、できる範囲で継続できればいいね、という話は、当初
から出ていました。

しかし、きっかけとなった報道から約2週間が経ち、現地の
その後の状況はまったくわかりません。

第二便を送るにしても、今、必要なものは何か。

迷った末、やはり区長さんに確認したほうが良いのではないか
ということになり、早速、スタッフが電話をかけたようです。

区長さんのお話では、報道の後、物資を届けてくれる方、
送ってくれる方がたくさんおられるとのこと。

不足しがちな野菜も、東京や千葉のほうから、車で運んで
くれる方がいるのだとか。

タオルや衣類、その他の生活用品もあるということでした。

区長さんのお気持ちにもありましたが、支援の手が届くように
なったことに安堵し、心から良かったと思えました。

やはり、いつの時でもそうですが、空腹では何をすることもできません。

まず、食べることが一番大事。

あちこちから届けられた物資があるとはいえ、震災前の食生活
にはほど遠いものがあると思いますが、とりあえず、空腹を
補える食べ物があるということに安心しました。

そんなわけで、第二便の発送は、ひとまず休止となりました。

今回、第二便発送にむけて準備をしていただいた方、また、
気にかけていただいていた方々に、この場を借りてご報告と
お礼を申し上げます。

皆さんのお気持ちに、スタッフも心強かったと思います。

これからも、個人という小さい力ながら、出来ることがあれば
いつでも!とスタンバイしているようですので、その際は、
よろしくお頼み申します。

2011年4月17日日曜日

大阪城

こんにちは。
税理士の山脇です。

大阪城に行ってきました。

もちろん、大阪城も、100名城に選定されたお城の一つです。

大阪城は、山脇税理士事務所からですと自転車で20分程、私の
以前の職場からは徒歩7~8分でしょうか。

100名城のスタンプラリーを始めて、真っ先に行けるお城なのですが、
あまり近すぎると「いつでも行ける」という安心感からでしょうか、今頃に
なってしまいました。(笑)

大阪城は、1583年に豊臣秀吉が築城したお城です。
別名、金城、錦城。

大坂夏の陣で落城し、灰燼に帰した大阪城は、その後、2代将軍徳川秀忠
によって、再建されたものの、江戸末期には出火により、城内の建造物の
ほとんどが焼失したのだそうです。

  西外堀。
  大阪城二の丸の西に位置する水路。
  石垣の総延長は約1.5km、堀の最大幅は約75mもあるそうです。

  遠くに天守閣が見えています。










  正面には大手門が見えてきました。

  毎週、城内の清掃をボランティアでされているという
  甲冑隊の皆さん。










  大手門と多聞櫓。

  城の正面を大手といい、その入り口を大手口、設けられた門を
  大手門と呼ぶそうです。

  1628年、徳川幕府による再築の際に創建されたそうです。
  右手の控柱の継手は、一見不可能にしか見えない技法が
  駆使されているのだとか。











  多聞櫓の天井。
  
  この多聞櫓は、現存する多聞櫓の中でも最大規模!
  太い柱が使われていました。

  右の写真は、大手口枡形の巨石。
  採石地は瀬戸内海の小豆島と言われているそうです。
  本当に大きな石ですが、これでも、城内では4位、5位の石だとか・・・。











  桜が綺麗でした。

  天守閣へと続く桜門が見えてきました。
  


左の写真は、銀明水井戸の井筒。
  本丸を警備する役人の飲料水として
用いられたのだそうです。

桜門枡形の巨石。
正面が城内一位の石。









  少し曇り空だったのですが、たくさんの方が来られていました。

  匂いに誘われ、天守閣に登る前に腹ごしらえ。

  このたこ焼き器、ちょっと変わっていますよね。
  一個ずつひっくり返すものではありません。
  ご主人のお話では、もともとはこの形だったのだそうです。











  近くで見れば見るほど、派手な天守閣です。(笑)











  右の写真は金明水井戸屋形。
  伝説では、豊臣秀吉が毒家を抜くために黄金を沈めたと
  言われていたそうですが、戦後の調査で、この井戸は
  徳川時代のものであることなどが判明したそうです。

  覗き込むと、心なしか、ひんやりと感じられました。

  1863年、幕府の命令で製造された大砲。
  明治3年からは時刻を知らせる号砲として使われていたそうです。










  天守閣の中は資料館になっています。
  シアタールームあり、展示物ありで、一日楽しく学べます。










  地上50mの展望台。
  大阪城内と大阪の街が一望できます。











 100名城巡りを始めて、この大阪城が13城目なのですが、
今まで行ったお城の中で、一番おもしろかったお城でした。

何が、おもしろいって・・・

城内は、観光客はもちろんのこと、自転車は通るは、
ジョギングをしている人はいるはで、何でもありかと
思えるとても賑やかなお城です。

城内では、ピザの配達の人が、桜門でバイクを止め、
携帯片手に注文主を探している場面にも出くわしました。

明るく、賑やかな大阪の一面を表しているかのようなお城でした。

また行ってみたい場所の一つになりました。

2011年4月15日金曜日

セコちゃん

こんばんは。
税理士の山脇です。

東北地方太平洋沖地震の影響により、節電が叫ばれています。

東京電力は、4月8日に、計画停電の原則不実施を発表しましたが、
今後、気象の変化や設備のトラブルにより需給が逼迫する可能性も
あるとのことで、引き続き節電の協力を呼び掛けています。

そういえば大阪でも、地震直後に、関西電力の友達からという
節電を呼び掛けるチェーンメールが出回っていましたね。

実は、私も、そういった内容のメールを受け取り、「もっともだ!」と思い
メールを回した結果、スタッフからは、一笑に付されてしまいました。(苦笑)

さてさて、「節電」と聞いて思い浮かぶ一人の女性がいます。

彼女は、まさしく、節電・節約の鬼!と言っても過言ではない女性です。(笑)

聞くところによると、テレビは、リモコンで電源を落とすのが許せないらしく
いつ、いかなる時でも主電源から切ってしまいます。

ご主人が出張で留守になると、彼女は、さして遠くない実家に遊びに帰る
ようですが、その際には、家中の、思いつく限りの、影響のなさそうな
コンセントをすべて抜いて出かけます。

以前、たまたま彼女より早く帰宅したご主人が、子機を使って電話を
かけようとしたところ電話は反応なし、テレビのスイッチを入れても
これまた反応なし・・・。

家電が一度に壊れたのかと焦ったご主人が、奥さんである彼女に連絡
したところ、コンセントから抜かれていたことが判明。

この行動は、実家に帰っても変わることがないようで、寝転んでリモコンを
片手にテレビをつけようとしたお父上が、しぶしぶ起き上がって主電源を
入れる様は、よく見る光景なのだとか。

近くまで来た際には、事務所にも寄って、顔を見せてくれるのですが、
「無駄なコンセントは無いので、抜かないでね。」と、からかい半分
スタッフに念を押されていました。

もちろん、電気に関することだけを節約しているのではありません。

ガス、水道、食品、日用品・・・と、あらゆるものに、なるべく無駄を
省いた生活をしておられます。

彼女の節電・節約に関する話は、数えあげればきりがないほどなのです。

ただし、彼女に嫌味がない分、されたほうは「またか・・・。」と苦笑いの
笑い話で終わってしまいますが。

そんな中、数年前に、スタッフが彼女に「セコちゃん」と命名。

エコという言葉があちこちで聞かれるようになった頃だったでしょうか。

エコの「エコちゃん」というよりも、もう少しでセコイと呼ばれる範囲に足を
踏み入れそうな気がするとのことで、「セコちゃん」と名付けたそうです。(笑)

彼女は眉間に皺を刻みつつも、彼女のご主人をはじめ、ご両親や、
彼女の周りにいる人達からは一様に同意の声があがったといいます。

過ぎた節電等は、体調管理の上で支障をきたすこともあると思いますが
セコちゃんを見習って、できる範囲で、節電、節水・・・
何事においても節制を心がけたいと思います。

2011年4月14日木曜日

愛煙家の危機

こんばんは。
税理士の山脇です。

たばこが品切れしています。

たばこの出荷が一時停止状態にあったのですね。

恥ずかしながら、ちっとも知りませんでした。

手持ちがなくなる都度、コンビニや駅の売店などで購入して
いたのですが、お店のお姉さんの「ありません」の一言に、
首をかしげつつも、昨年の値上げによる買いだめ分がきれて
急に需要があがったのかな、くらいにしか思っていませんでした。(苦笑)

一軒の店で品切れでも、次の店では手に入る状態でしたので、
出荷が停止されていたとは思いもよらなかったのです。

JTのホームページを見ると、4月11日から7銘柄に限定して
出荷が再開され、4月25日からは9銘柄、5月9日からは更に
9銘柄の出荷を再開し、合計25銘柄の出荷を予定しているのだとか。

残念ながら、この25銘柄一覧表を見たところ、私の吸っている
たばこは書かれていませんでした。

近所のスーパーでは、「これを機会に・・・」と言われる始末。

品切れによりたばこが吸えない状態と、自ら「よし禁煙するぞ!」と
心構えができて吸わない状態とでは、気分も違いますよね。

これを機に、禁煙ができれば言うことなし、と思いつつも
「そんな、急に言われても・・・・。」が本音です。

無いとなると余計に欲しくなるのが人の心情・・・。

結局、似たような種類のたばこを、買いだめはせず1箱ずつ買って、
かなり本数を減らしながら吸っている状態です。

愛煙家の私にとっては、思わぬ危機に直面し、本数を数えながら
頭を悩ます毎日が続いております。

2011年4月13日水曜日

嬉しい一報

こんにちは。
税理士の山脇です。

先日、南三陸町志津川大森地区へ、みんなの気持ちを
届けたことをブログに書かせていただきました。

その大森地区の区長さんより、荷物を受け取ったとの
お電話をいただきました。

携帯電話の電波状態の悪い中、とぎれとぎれではありましたが、
区長さんのお話では、南三陸町の約80%が津波の被害にあい、
区長さんのおられる大森地区は高台とはいいながら28軒もが
同じく津波の被害にあわれたとのこと。

今もなお、電気や水道はストップ状態。

ガスについては、都市ガスではなく、LPガスだったため、
残っているもので、煮炊きなどをしているそうです。

ただ、区長さんのお家は、ガスではなく電気を使っておられた
とのことで、何も使えないと苦笑いでおっしゃっていました。

給水車は一日二回、食糧などについては、報道にあったように
今でも一日一回取りに行っているとのことでした。

区長さんご自身は、まだ、報道を見ていないとのことでしたが、
報道を見られた方から、物資が届いたり、送られてきたりして
有難いことだとおっしゃっておられました。

今回の物資は、早速、地区住民の皆さんに配布していただける
そうです。

どの荷物もかなり重量オーバーしていた感があり、また、発送
してからも余震が頻発している状況から、本当に届くのだろうか、
届けてもらえるだろうかと皆で心配もしておりました。

大きな余震も続き、不安な毎日を過ごされている中にもかかわらず、
荷物が届いたとの一報に安堵するとともに、そのお心遣いに
かえって恐縮した次第です。

取り急ぎ、みんなの気持ちがいっぱい詰まった荷物は、無事、
大森地区の皆さんに届いたことをご報告させていただきます。

2011年4月9日土曜日

みんなの気持ち

こんばんは。

南三陸町にある志津川大森地区に少しばかりですが、
みんなの気持ちを届けることができました。

きっかけは、4月4日に配信された「尽きた食糧・・・信頼の
助け合う自宅避難民」というタイトルで始まる記事でした。

南三陸町志津川大森地区では、62世帯268人が、電気・
ガス・水道が今もストップしたまま暮らしているとのこと。

食糧が尽きた家庭が相次ぎ、同地区の区長さんが町役場に
直談判した結果、一日一回だけ取りに来るという条件で、
食糧のおすそ分けをしてもらえることになったのだとか。

この日の食糧は、住民一人につき、お湯をかけるだけで
食べられるご飯のパックが一つだけ。

地震発生から4週間近くになるのに、食糧が行き届いていない
場所があるなんて驚きと憤りを感じてしまいました。

いつもなら、どうにもならない、また何もできない状況に憤慨し、
気分だけを落ち込ませるところで、話は終わってしまうのですが、
うちのスタッフ、どうにも気がおさまらなかったようです。

この地区がたまたま取り上げられただけで、他にも同じような
地区があるであろうことは重々承知。

できる範囲で、税理士会を通じての寄付や、他の団体への
寄付などもさせていただきましたが、それが配分されるのは
いつなのかも未定な状態。

お金はあっても、買いに行ける場所がない状態で、貰えるのが
ご飯のパック一つだけなんて・・・。

もし、自分の親や友達がこのような状況にいたらと考えると、
いてもたってもいられない気持ちになったようです。

場所や区長さんの名前がわかっていることを頼りに、どうすれば
この地区に荷物を届けられるのかを考え、あちこちに問合わせを
して、何とか、この区長さんへ荷物を届けることが可能になりました。

が、ここで問題が浮上。

届けたい思いは強くても、一人では限界があります。

また、一般の個人では、ブログなどで協力を呼びかけるにしても
なかなか物資が集まるわけもありません。

頼るは友達のみ。

早速、お願いメールを送った結果、協力することに快諾を得ることが
でき、また、友達の友達へ、そのまた友達へと支援の輪が広がって
いったようです。

私、山脇も、支援者の名前の端に名を連ね、事務所の一部を物資の
保管場所とし、わずかですが協力させていただくことができました。

  8日金曜日の夕方から9日土曜日の発送作業開始前の
 事務所内の一部。
 反対側の壁側にもお預かりした物資が並んでいました。
 急なうえに、短期間だったことを思うと胸が熱くなりました。
 

 


  本日は、6名での作業となりました。
  
  なにぶん素人・・・
  箱に何が入っているか、また、開封時に分配しやすいように、
  まるでパズルを組み立てるように慣れない梱包に四苦八苦しました。







  ようやく梱包作業終了。
  早速、ヤマト運輸さんに集配にきていただきました。

  ヤマト運輸さん、3往復もさせてしまいすみません!
  また、発送前には色々教えていただき有難うございました。
 










そんなこんなで、第一便4月9日発送を目標にかかげ、何とか本日
予定どおり、小規模ではありますが、みんなの気持ちがいっぱい
詰まった物資を送ることができたのです。

報道から、はや5日。

早くも物資を届けられた方、送られた方も多いとは思いますが、
せめて食事ぐらい不安に思うことなく、当たり前に満腹に食べて
いただきたい一心で送った次第です。

今回は、まさに思いつきの行動で、計画性のないスタートになり、
スタッフ自身、手際・効率の悪さを反省し、学ぶところもたくさん
あったようですが、みんなの気持ちと協力のおかげで発送する
ことができました。

皆さんそれぞれに、寄付金や物資の提供などの支援をされている
中で、スタッフの申し出にも快く賛同し、物資や物資購入資金を
預からせていただき、本当に有難うございました。

この場を借りて、スタッフともどもお礼申し上げます。

2011年4月4日月曜日

ふるさと納税

こんばんは。
税理士の山脇です。

最近、ふるさと納税という言葉を耳にする機会が多くなりました。

被災地への義援金を寄付する手段の一つとして、ふるさと納税
というものが取り上げられています。

ふるさと納税とは、ふるさとへの寄付金のことで、個人が5,000円を
超える寄付を行ったときに、住民税と所得税から一定の控除を受ける
ことができる制度をいいます。
(改正により、所得税の適用下限額は2,000円)

また、この「ふるさと」に定義はなく、出身地以外でも、自分が
応援したい、貢献したい、ふるさと(都道府県・市区町村)を
自由に選ぶことができるのです。

手続きとしましては、

 ①寄付先と使い道を選んで地方公共団体に寄付をします。

 ②地方公共団体より受領書が発行されます。

 ③発行された受領書を添付して確定申告をすると所得税が
  還付され、住民税が軽減されます。

ちなみに総務省からは、今回の東北地方太平洋沖地震による被災者
または被災地方団体の救援を目的として募金活動を行う団体に対する
義援金等に係るふるさと寄付金の取り扱いについて、地方団体が発行
する受領書がなくても、次の書類で控除が受けられる旨が発表されました。

 ①募金団体が交付した受領書または預り証

 ②振込依頼書の控えまたは郵便振替の半券
  (この場合には、記載された口座が募金団体により設けられた
   義援金等の専用口座であることが確認できる書類の写しが必要)

 ③新聞社等が募金団体である場合における寄付者の氏名等を
  記載した新聞記事等
  (住所・氏名・寄付金額が記載されているものに限る)

ただし、この場合には、この募金団体に対する義援金が、最終的に
被災自治体に拠出されることが、新聞記事や募金要綱、又は
募金意趣書等で明らかにされていることが必要なのだそうです。

震災後、義援金と偽ってお金を騙しとろうとする詐欺行為も
発生していると聞きます。

義援金の目的や使い道などをよく確認して、自分の気持ちに
合った寄付先を見つけないといけませんね。

ふるさと納税は、自分の選んだふるさとへ、直接寄付することができる
制度となっています。

被災された方への支援の一つとして、同制度の活用は有意義なもの
になると思われます。

2011年4月3日日曜日

大山崎山荘美術館

こんばんは。

先週末のことですが、友人に誘われ、建築家安藤忠雄氏の
講演会に行ってきました。

その講演の中で、アサヒビール大山崎山荘美術館にある
新館を手がけたお話があり、早速でかけてみることに。

大山崎山荘の本館は、実業家の加賀正太郎氏が、別荘として
自らが設計し、建てたものだそうです。

欧州遊学後帰国した加賀正太郎氏は、木津川、宇治川、桂川の
三川が合流する天王山山麓に、テムズ川を見下ろすウィンザー城の
風景を重ね合わせ、ここに山荘を築いたのだそうです。

重厚なトンネルをくぐりいざ山荘へ。

          2004年には、このトンネルを含め計6箇所が
          国の有形文化財に登録されたそうです。


桜が満開でした。



オレンジの屋根が鮮やかな可愛い洋館です。




2階テラスからみた風景。男山が見えます。
      もう少しすると川向こうの桜も満開になることでしょう。



本館建設に先駆けて造られた木造三階建ての栖霞楼。
      加賀正太郎氏は、この塔の上で設計図面を書き、
      建築の指示を出したそうです。






                
山荘内部は、撮影禁止だったため写真がなく残念なのですが、
加賀正太郎氏の財力と才能の凄さが一目でわかるものでした。

この山荘には、皆さんご存知夏目漱石も訪れたことがあるのだとか・・。

加賀正太郎氏は、夏目漱石にこの山荘の名前を依頼したそうですが
それが採用されることはなかったと聞きました。
いやはや・・・凄いお話です。(笑)

さてさて、今回訪れるきっかけとなった安藤忠雄氏が設計した
新館は、地中に位置するギャラリーでした。

「地中の宝石箱」と呼ばれる新館は、半地下の円柱形のギャラリーで
クロード・モネの「睡蓮」をはじめ、アサヒビール社所蔵の絵画などが
展示されていました。

この新館、円柱上部には植栽が施されており、本館をはじめ周りの
景観とも全然違和感がないように感じられました。

アサヒビール大山崎山荘美術館。
JR京都線山崎駅から徒歩10分ほどのところにあります。

これからの季節、ちょっと散策に行くのにお薦めの場所です。