2012年7月15日日曜日

遠野ってこんなとこ 其の一

こんばんは。
税理士の山脇です。

連休2日目。

暑さ厳しい1日で、汗をぬぐい、ぬぐい、冷たいものを片手に岩手に行った
時の写真の整理などをして過ごしました。

そこで!遠野市もちょっと紹介。

遠野市といえば、柳田國男の遠野物語が有名です。

河童、座敷わらし、天狗・・・先日は、座敷わらしの映画を観たこともあり、
お城めぐりもさることながら、遠野散策をメインに岩手に行ったと言っても
過言ではありません。

遠野市へは、盛岡市内から車で1時間半ほどなのですが、途中には
「道の駅」がたくさんあり、買い物を楽しみながらたどり着きました。(笑)

まず、最初に見学したのが、南部曲り家千葉家。


曲り家とは、L字型の家のことで、人間の住む母屋と、馬小屋を直角に
連結した農家のことをいい、南部藩特有のものだそうです。

千葉家は、遠野でも大きい曲り家で、約200年ほど前に建築されたもので、
約800坪の敷地に、曲り家を中心に土蔵・納屋・社があります。

母屋。

4代目当主が、天保の飢饉で苦しむ農民を救済するため、10年の歳月を
かけて普請したものだそうです。

飢饉の時や農閑期の失業対策で、村人が人夫として作業に携わり、その
糧を得たのだとか。

千葉家のような人(家)を地元の名士と呼ぶのでしょうね。

ちなみに、千葉家は現在も住居として使用されているそうです。



馬屋。

馬は、農家にとっても労力使役や運送の手段として大変貴重なものだった
そうで、馬と寝食を共にする曲り家からは、家族同様に馬を大切にしていた
ことがうかがわれます。



左手が母屋、右手が作業小屋、奥が大工小屋です。


作業小屋には、農耕器具や日用品などが展示されていました。



大人が一人入れそうな、大きな、鍋・釜に驚きました。

かつては作男15人、馬20頭を有していたそうですから、これぐらいの
大きさは必要だったのでしょうね。


右側が石蔵、左側が土蔵。


石蔵の横にある、カド(川戸)。

カドは、千葉家の生活用水として使われてきたのだそうです。

大きな岩の下には、冷たい水が流れていました。

お社。

お邪魔しておりますとご挨拶するとともに、旅の安全を祈願させて
いただきました。


千葉家をゆっくり見学した後は、カッパ淵へ。

カッパ淵の無料駐車場の横にあった「馬っこつなぎ」。

6月15日の朝、わらで編んだ二頭の馬っこをつなぎ、家の川戸や田の
水口などに立てて豊作を祈るのだそうです。


カッパ淵へは、蓮峰山常堅寺の境内を通って行きます。

常堅寺は、安倍家の菩提所といわれているそうです。

カッパ淵に到着。



カッパが住んでいそうな、本当に綺麗な川でした。

子供の頃に来たことがあるという観光客の男性のお話では、昔はもっと
深い川だったそうです。


「カッパに引き込まれないように、特に美男・美女の方は注意」の看板に、
誰もが、「私、気をつけなくちゃ!」と言っておられました。(笑)

もちろん、山脇も。(笑)


「かっぱ淵日記」には、たくさんのコメントが書かれていました。



竿の先には大きなキュウリが・・・。
カッパの好物はキュウリだったのですね。


釣りをしていた6~8歳ぐらいの子供さんに「何が釣れるの?」と聞いた
ところ、すぐさま、「カッパ」と返事が返ってきました。(笑)

「ちっとも釣れない・・・。」といいつつも、絶対に釣るぞ!という闘志が、
小さい背中にみなぎっていました。(笑)


楽しい遠野散策は、まだまだ続きます。

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