こんにちは。
税理士の山脇です。
税務の現場では、よく、「社会通念上相当」という言葉が
使われます。
社会通念上相当とは、世間一般的に常識の範囲という
意味になります。
所得税や贈与税で多く使われる言葉でしょうか。
社会通念上相当と認められるかどうかで、課税されるか、
課税されないかがかわってきますが、定めがあるわけでも
なく、個人の価値観の相違もあり、あいまいで判断しにくい
言葉です。
さてさて、スタッフが、この間、旅行に行きました。
その際に「餞別」を渡したら、福利厚生費になるのでしょうか、
それとも、給与として課税されるのでしょうか。
そこで登場するのが、「社会通念上相当」という言葉です。
せっかくの旅行ですので、たくさんの餞別を渡し、旅先で
より楽しく過ごしてきてもらいたいのはやまやまなのですが、
この言葉が邪魔をします。
税理士であるということを棚上げして、「見解の相違だ!」と、
ブーブー言うスタッフに笑ってしまいました。
「社会通念上相当」という言葉に救われた思いの山脇です。(笑)
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