2016年9月15日木曜日

社会通念上相当

こんにちは。
税理士の山脇です。

税務の現場では、よく、「社会通念上相当」という言葉が
使われます。

社会通念上相当とは、世間一般的に常識の範囲という
意味になります。

所得税や贈与税で多く使われる言葉でしょうか。

社会通念上相当と認められるかどうかで、課税されるか、
課税されないかがかわってきますが、定めがあるわけでも
なく、個人の価値観の相違もあり、あいまいで判断しにくい
言葉です。

さてさて、スタッフが、この間、旅行に行きました。

その際に「餞別」を渡したら、福利厚生費になるのでしょうか、
それとも、給与として課税されるのでしょうか。

そこで登場するのが、「社会通念上相当」という言葉です。

せっかくの旅行ですので、たくさんの餞別を渡し、旅先で
より楽しく過ごしてきてもらいたいのはやまやまなのですが、
この言葉が邪魔をします。

税理士であるということを棚上げして、「見解の相違だ!」と、
ブーブー言うスタッフに笑ってしまいました。

「社会通念上相当」という言葉に救われた思いの山脇です。(笑)

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