2015年6月8日月曜日

使い道

こんにちは。
税理士の山脇です。

労働保険の申告書とともに、色々なパンフレットが
同封されていました。

申告書さえ出来上がれば、ひと安心。

今までは、皆目、目も通していなかったことを反省し、
「使い道」について、ちょっとご紹介。

まず、労災保険料の使われ方。

一番大きな支出は、労災保険給付等への支出だそうです。

これは、労働者が、仕事や通勤が原因で負傷・病気・死亡
した場合に、本人や遺族を保護するための給付となります。

その次に大きいのは、社会復帰促進等事業への支出で、
被災労働者の円滑な社会復帰の促進や、被災労働者と
その遺族の援護を図るためのものだそうです。

後は、給付や保険料の徴収を行うために必要な費用への
支出、残りは、翌年度へ繰り越されるようです。

次に、雇用保険料の使われ方。

一番大きな支出は、失業者給付等への支出で、労働者が
失業・雇用の継続が困難となる事由が生じる・教育訓練を
受けるなどの場合に、生活や雇用の安定と就職の促進を
図るために給付されます。

その次に大きいのは、雇用保険二事業への支出。

雇用保険二事業とは、失業の予防、雇用機会の増大、
労働者の能力開発などを図るための事業だそうで、
これにより、失業者が減少し、失業等給付が減少する
ことが期待されているのだとか。

後は、職業訓練受講給付金の交付を行うことにより、就職の
促進を図る就職支援事業への支出や、給付や保険料の徴収
を行うために必要な費用へ支出されています。

ちなみに、労働保険とは、労災保険と雇用保険を総称した
ものです。

どちらも、労働者のもしものことに備えて大切な保険であること
を改めて認識した次第です。

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