こんにちは。
税理士の山脇です。
確定申告時期になり、少しバタバタしだしました。
気ばかりが焦ることがないよう、落ち着いて
この時期を乗り切らねば。
さてさて、今回の確定申告より、大きく変わったのは
医療費控除で、適用を受ける際、必要な提出書類の
簡略化が図られ、また、医療費通知を申告書に添付
することにより、記載を簡略化することができるように
なりました。
しかし、記載を簡略化できるこの医療費通知ですが、
一定の項目が記載されているものでなければ使用
できません。
ちなみに、その項目とは、
①被保険者等の氏名
②療養を受けた年月
③療養を受けた者
④療養を受けた病院、診療所、薬局等の名称
⑤被保険者等が支払った医療費の額
⑥保険者等の名称
の、6項目です。
先程、スタッフが悲鳴をあげていました。
少し、手が空いたので、お母さまの医療費を見ていた
ところ、医療費通知に、「被保険者等が支払った医療費
の額」が記載されていなかったとのこと。
最初は、負担率をかけて出せばいいのかと思ったよう
ですが、それはダメです。(苦笑)
結局、領収書をもとに、医療費控除の明細書の「医療費
(上記1以外)の明細」に記載しなければなりません。
医療費通知は、医療保険者が発行するもので、
その記載内容や発行日はそれぞれです。
きっちり保管しておいたはずが、記載された内容に
よって、使用できないということもあります。
明細書作成の際には、注意が必要です。
もしかしたら、今後は、医療費控除で使える
ように、医療費通知の記載事項も変更されて
いくかもしれませんね。
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